スノボ2選手 角野 稲村

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東京情報マガジン

キタサンブラック 天皇賞

天皇賞・春>◇1日=京都◇G1◇芝3200メートル◇4歳上◇出走18頭  やっぱり「平成の盾男」だ。武豊騎手(47)が騎乗した2番人気キタサンブラック(牡4、清水久)が差し返しての4センチ差勝利で、15年菊花賞に続くG1・2勝目を挙げた。勝ちタイム3分15秒3。同騎手がこのレースを制するのは06年ディープインパクト以来で通算7勝目(秋は5勝)。JRA・G1は通算70勝目となった。表彰式後、北島三郎オーナー(79)が代表曲「まつり」を披露した。1番人気ゴールドアクター(牡5、中川)は12着に沈んだ。  結末は力強い差し返しだった。直線半ば。キタサンブラックはいったんカレンミロティックに前に出られたが、鞍上は勝利を信じていた。「少しもたついたタイミングだった。手応えも良く、まだ(力も)残っている感じだった」。確信とともに、ムチを振るった。内からもう1度迫り、並んだところがゴール。「多分、勝っているかな」。軽く首をひねりながらも、親指を立てた。4センチ差の激戦にも、名手は最後まで冷静だった。  中央平地G1最長の3200メートル。「平成の盾男」はスタート直後も落ち着いていた。ゲート内の駐立に課題を残すだけに「レース前はいろいろ考えた」が、1枠1番から予想を上回る好スタート。「(逃げることを決めたのは)ゲートを出てからです」と瞬時に判断。1000メートルを61秒8のマイペースで逃げていく。「馬もリラックスしていた。(2周目)4角まで全ていい形で、思い描いた通りでした」と胸を張った。